LIGNIN LAB

地域産業企業
新素材でつなぐ

WHAT WE DO

リグニンラボは、
木質素(リグニン)を活用する
新産業創出をリードします。

植物の細胞壁を構成する主成分の一つに「リグニン」と総称される物質があります。リグニンは陸上の植物が地上の重力や風雨に耐えるしっかりとした構造を構成して大きく成長するための要素として誕生しました。リグニンの誕生と進化により、数10メートルもの大きく高く成長した「樹木」なる巨大植物が地球上に現れたのです。そもそも、リグニンという言葉は、ラテン語で「木材」を意味するリグナムに由来しています。強くしっかりした「木」の構造を作り上げる要素であり、その和名は「木質素」といいます。木質素(リグニン)は、強固な物性を形作る要素そのものを意味しています。すなわち「木質素」の本質は、強くしっかりした構造体の構築なのです。私たちは、木質素のポテンシャルを最大限に生かした利用を推進するため「株式会社木質素研究所」を立ち上げました。愛称をLignin lab(リグニンラボ)といいます。リグニンラボは再生可能な森林資源から高機能な材料を創りだす活動をリードします。

リグニンラボは、木質素(リグニン)を活用する新産業創出をリードします。

GLYCOL
LIGNIN

世界初の新素材「改質リグニン」

リグニンはベンゼン環を持つことを特徴としています。ベンゼン環の働きで、強くしっかりした構造を構成することができたのです。しかし、植物中のリグニンのベンゼン環の種類やその構成パターンは均一でなく、植物種や植物が育った環境により多種多様です。また取り出す処理により著しく変質し、総じてバラツキが多いことが特徴となっています。これが原因で、均一な物性の担保が必要不可欠な工業利用は制限されてきました。

ところが2010年代になり、リグニン由来の素材の製造に技術革新が生じ、高い加工性を有する高性能素材で環境適合性も併せ持つ、理想的な新素材「改質リグニン(グリコールリグニン:Glycol lignin)」が開発され、状況が一変しています。

改質リグニンは、弊社取締役でもある山田竜彦博士が植物細胞壁からリグニンを取り出すと同時に改質する新技術を開発したところから始まりました。
リグニン系素材としては世界最高レベルの加工性能を持ち、電子材料や繊維強化材用の樹脂、エンプラ相当品など、高機能材料としての活用技術が世界に先駆けて開発されています。リグニン系の高機能材料産業を創出する世界初の新素材と考えられています。

  • 世界初の新素材「改質リグニン」
  • 世界初の新素材「改質リグニン」
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  • 世界初の新素材「改質リグニン」
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LOCAL
INDUSTRY

新たな地域産業の創出へ

改質リグニンは、リグニンの構造が安定な日本固有樹種であるスギを原料にすることで工業材料化を達成しており、地域に素材産業を創出する技術として期待されています。現時点で日本のスギからしか安定製造が困難で、そのため国産資源を担保する技術として期待されています。国産資源による自給率向上のためにも、リグニンラボは改質リグニンの製造ビジネスの地域導入を推進します。

新たな地域産業の創出へ

COMPANY
OVERVIEW

社 名
株式会社 木質素研究所  Lignin lab Inc.
愛 称
リグニンラボ
住 所
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-1-4 松住町別館205 &306
E-mail
info@lignin-lab.jp

NEWS

2024.10.11
株式会社木質素研究所は、改質リグニンの大規模製造実証に係る事業計画について、農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業の第2回公募に応募し、このたび採択されました。
2024.08.24
リグニンラボはリグニン学会が主催する 2nd International Lignin Symposium in Kyoto, Sep.7-10, 2024 Kyoto の開催に協力します。
2024.04.22
リグニンラボはリグニン学会の賛助会員になりました。
2024.03.14
山田竜彦博士が日本木材学会技術賞を受賞しました。日本木材学会技術賞「改質リグニン製造システムの開発」
2024.03.02
山田竜彦 講演、参加費無料、要参加登録、会場もしくはZOOM「高機能材料へ展開できるバイオプラスチックを目指した木の使い方」。NPO法人 才の木 トークカフェ「驚きの木の使い方~バイオプラスチック実用化の最前線~」2024年3月2日(土)13:30 ~ 16:30 、東京大学中島ホール【終了しました】
  • Lignin Network
  • HIGH PERFORMANCE LIGNIN 研究コンソーシアム 高機能リグニン
  • 改質リグニンジャー